メダロットのカードゲームは二種類発売された。
一つ目は『メダロットカードゲーム』。スターターパック1種類、ブースターパックは第3弾までが発売。1パックにトレーディングカードゲームとトレーディングカードが同封され、『1』の機体パーツやキャラクターが登場。『2』の初回版には、このトレーディングカードに準じた限定カード「ラピ」が付属し、ゲーム内にラピを出現させるためのパスワードが記されていた。カードゲームはメダロットの特徴である、パーツ交換をフィーチャーした内容で、互いのメダロットのパーツの耐久値を減らしあい、最終的に頭部パーツの耐久値を0にしたものが勝利する。後にGBソフト「メダロットカードロボトル」としても移植され、これには「2」の機体パーツ、キャラクターも追加されていた。
二つ目は『メダロットオフィシャルカードゲーム』。アニメ版、『3』、『4』、『navi』(および『1』、『2』、『R』、『5』の一部)の機体やキャラクターが登場。スターターパックはVol1 - 2、ブースターパックはVol1 - 5までが発売された(Vol3からはカードの仕様が一部変更されている)。なお、ブースターパックはバンダイのカードダスによる展開。個性豊かで多彩なメダロットやロボトルのルールを生かし、3機のメダロットを場に出して対戦する。最終的には、相手のHPかデッキ(山札)を先に0未満にしたものが勝利する。メダフォースやメダチェンジのシステムも採用されている。メダロットの攻撃力が相手メダロットの装甲値を上回った(強攻撃)場合破壊できるが、相手の装甲値に満たなかった場合でも弱攻撃として攻撃の威力分相手の手札を減らすことができるという独特のルールがあった。最も古いのは『3』の初回版に付属、またキャンペーン展開されたものだが、これは一般的なトレーディングカードサイズで、カードダスサイズとなった正式版より一回り大きかった。そのため、人気メダロットが多くカード化されていたにもかかわらず、正式版と混ぜて遊ぶことは困難である。その後「3(4の発売に合わせた形で発売された「クリアピューレ」カード付属版と「メタビー」カード付属版)」や、「3パーコレ」、『4』、『navi』、『5』のそれぞれ初回版にも限定カードが付属した。コミックボンボン誌上でも「ティレルビートル」カードのプレゼントや、『男!度胸 メダカードファイターズ』(作、舵真秀斗)が連載され、その単行本の1, 2巻それぞれにも限定カードが付属した。
その他関連商品
メディアミックスを主眼においたメダロットには、様々な商品が存在する。
その中核をなしたのが、イマジニアの発売した「メダロッチ」である。これは劇中に登場する多機能腕時計を模した玩具で、万歩計型育成ゲーム同様の、振動による育成システムを搭載していた(万歩計のような実用性はなく、パンチとチョップで経験値を稼ぐ「パンチョシステム」と命名されていた)。「メダロッチ」は劇中同様、内部にメダルが収納可能で、様々な種類があるメダルごとに異なる機体を育成し、育てた機体を記録し、そのデータを収集する機能を備えていた(ポケットモンスターの「ポケモン図鑑」に類する)。その肝となるメダルは、本体に同梱・或いは単品で発売されたほかに、『コミックボンボン』の付録や、「メダロットカードゲーム」などのメダロット関連商品に付属し、各媒体を結ぶ役割を担っていた。最初期の「メダロッチ」はゲーム一作目に対応していたが、後に新作ゲームの発売に合わせ、『2』に登場する新メダロットを追加し、そして『3』登場のメダロットに対応し通信機能も備えた「メダロッチアドバンス」が発売される。また各「メダロッチ」にはカブト・クワガタのバージョン違いが存在した。「メダロッチアドバンス」と同時期には、同様にメダルを収集しメダロットのデータを集める「メダネットボード」も発売される。この頃には、登場するメダロットの数が膨大になったためか、穴の開いていない生メダルに自ら穴を開けてオリジナルのメダルを作るキット(「メダロッチ」は各メダル背面にある穴で、メダルを認識している)「メダルX」が発売され、メダルは収集により各媒体を結びつけるという役割を終えた。なおメダルには、メダル自体を飛ばして遊ぶ「メダルシューター」としての遊び方もあり、後には「メダロットオフィシャルカードゲーム(OCG)」でのヒットポイントを示すマーカーとして用いられもした。
また、メダロット玩具の大半はタカラ(現タカラトミー)が発売し、手頃な小サイズのフィギュア「メダロットコレクション」、組み立て式キットの「バトルメダロット」、ティンペットにパーツを装着する方式を再現した「デュアルモデル」の三種がそのメインであった。これらはどれも、同シリーズ内でのパーツの交換が可能であった。これらシリーズは、ゲーム一作目の時よりラインナップを開始したが、後にアニメが開始すると、アニメに合わせた商品展開となり、『メダロット魂』の終了をもってその幕を閉じた。これは「魂」での人気下火の影響と思われ、事実「魂」の最終ボスにあたる「グレイン」は商品化されずじまいである。またこれらシリーズには、劇中の「メダフォース」を再現し、メタリック塗装やメッキコーティングが施されたバージョンも存在した。タカラの商品にはほかに、声を認識して動く大型の玩具「ボイスコマンドモデルメタビー」などがある。
そのほかの商品には、セイカノートの文具、天田印刷加工の遊具(シール・メンコなど)、タニイの日用品、有井製作所のプラモデル、グリコの「メダロットウエハースチョコ」などがあるが、これらはいずれもゲーム一作目、或いはアニメ無印の頃の商品であり、「navi」や「5」になると「OCG」以外(OCGにおいても、『5』はゲーム初回版に付属した2枚のみ)の商品は一切無かった。
雑誌での連載
『メダロットnavi』では『コミックボンボン』以外でも、複数の雑誌での連載記事があった。
以前から何度か単発の作例が載ることはあったホビージャパンでは、"メダロット・ナビ パースペクティブ(立体感覚)"と題して、2001年9月号 (No.387) 以降四ヶ月(一度休止あり)にわたって登場メダロットが立体化された。模型製作は全て模型の王国が担当。掲載されたのは順にグランビートル、ソニックスタッグ、ブレザーメイツ、ドライシイスト、ナビコ。初回のみ二体掲載で、これはゲームのキャンペーン賞品にもなったものである。
リティ ハーフタイ ラサSEO ナビみさわ プローブ いきな オストミー ゼロワン フェイ ユータ メイス ドッグレ オール のんき フィジー ソニア ジューサ トハギ コート ナーグプ ちょくん ロイヤ フラック カスタマー ポンチ 影ふみ ニップル ハンブル 時代屋 ドッキン オンフ タウン むほん ブロード ジルサン パレタイ セリュ すぺあ トレッド ディベー ディーズ フラワー レジャ フォーマ シランレン メゾン お手玉 デモクラシ 竹てっぽ ダボス
またカラフルピュアガールでも連載された。
デザイナー
メダロットシリーズは主に原作者であるほるまりん自身がキャラクター・メダロットデザインを行っている。しかしそれ以外のデザイナーを起用した作品もある。
前述の通り、Rのメダロットのデザインを担当したのはまるかたである。
4で初登場のメダロット、5のメインキャラクターの使用する以外のメダロットと主人公以外のキャラクターデザインは、TAGROが色指定までの設定画を担当した(クリーンナップされた絵やポージングされた絵、カードの絵などはTAGROの設定を元に別の絵描きが作成したもの。また4のグレインはほるまりんデザインの可能性もあるという)。但し、攻略本、ゲーム、漫画のどれにもTAGROはクレジットされておらず、ただ"キャラクターデザイン:ほるまりん"とのみ記載されている(TAGROに関する情報は本人の公式HPの掲示板による)。
『navi』では、メインデザイナーの藤岡建機の他にも様々なデザイナーが参加した。100体以上登場するメダロットのうち、核弾頭はソーナンズのテントウムシ型、カマキリ型、カメムシ型で初期型・可変型それぞれや、アシカ型、ニワトリ型、クロコサギ型、ブタ型など、20体ほどのベースデザインを担当し(本人の公式HPBBSによる)、まるかた、ホビージャパンで作例を担当した模型の王国などもデザインに参加している。これらのデザインは、最終的に藤岡建機がデザインの統一を行った。
加えて、一般公募によるメダロットの募集は『4』以後恒例となっていたが、『navi』では『コミックボンボン』誌上で行われた読者参加企画「X計画」を反映させたために、特にそれが多い。中にはボンボンで『ハダカ侍』を連載していた漫画家サダタローのデザインした機体もある。